高次脳機能障害について

高次脳機能障害

高次脳機能障害とは、外傷や病気により脳の神経回路が部分的に停止してしまい、その停止した脳がつかさどる能力が不能または減退してしまった状態をいいます。

交通事故により脳挫傷、脳室出血、外傷性硬膜外血腫、外傷性くも膜下血腫などが初診時の診断傷病名で、受傷後6時間以上の意識障害があり、軽度の意識障害が1週間以上続き、また、その後のCT、MRI画像で脳萎縮や脳室拡大が認められる場合には、高次脳機能障害としての後遺障害が考えられます。

具体的な障害としては

@失語

A半側空間無視

B意識障害

C行動障害

D記憶障害

E人格変化

F意欲障害

G認知障害

H四肢の軽度な麻痺

I難聴

J嗅覚、味覚の脱失

K頻尿、排便障害

などの症状が見られます。

【後遺障害等級】 自動車損害賠償保障法施行令・労災補償障害認定必携より

第1級3号

「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し常に介護を要するもの」

身体機能は残存しているものの、高度の認知症により生活維持に必要な身の回り動作に全面的な介護を要するもの。

第2級3号

「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し随時介護を要するもの」

著しい判断力の低下や情動の不安定などがあって、一人で外出することができない。

日常生活範囲は自宅内に限定されている。

身体動作的には排泄、食事などができても生命維持に必要な身辺動作に家族からの声掛けや看視を欠かすことができないもの。

第3級3号

「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの」

自宅周辺を一人で外出で来るなど日常生活範囲は自宅に限定されない。

声掛けや介助なしでも日常の動作を行なえる。

記憶や注意力、新しいことを学習する能力、障害の自己認識、円滑な対人関係維持能力などに著しい障害があって一般就労が全くできないか、困難なもの。

第5級2号

「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの」

単純くり返し作業などに限定すれば一般就労は可能。

ただし、新しい作業を学習できなかったり環境が変わると作業が継続できなくなる。

一般人に比較して作業能力が著しく制限されており、就労の維持には職場の理解と援助を欠かすことができないもの。

第7級4号

「神経系統の機能又は精神に障害を残し軽易な労務以外に服することができないもの」

一般就労を維持できるが作業の手順が悪い、約束を忘れる、ミスが多いなどのことから、一般人と同等の作業を行なうことができないもの。

第9級10号

「神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当程度に制限されるもの」

一般就労を維持できるが、問題解決能力などに障害が残り作業効率や作業維持力などに問題があるもの。

【自動車賠償補償法施行令・労災補償障害認定必携より】

高次脳機能障害を立証するには多覚的な資料が必要となります。




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